フウたんの紹介

フウたん ネコカゾク
ネコカゾク
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フウたんの紹介

フウたんとの出会いは、2019年6月。
子どもがお世話になっていた先生がご家族の介護が必要となり猫との生活が難しいと相談を受け引き受けることにした。
その当時、8匹の猫と4匹の犬がいただろうか…今更、フウたんが来ても負担ではなかったが、フウたんは6歳(いい歳だ)今まで生活してきた環境は、ご夫婦とフウたんの穏やかな3人?暮らし。
大切に育てられた大事な1人息子さんだ。
我家のこのガサツな雰囲気に慣れるか心配だった。
大切にという意味は先生ご家族のフウたんへの愛情の表れだ。

先生からうかがった、フウたんとの出会。
毎日の日課である公園を散歩中に生後2ヶ月?のフウたんと出会った。
フウたんは1人ぼっちで公園にいたらしい。
先生はマンション暮らしなので気にはなったが親が近くにいるかもしれないとその日は目にとめただけだったそうな。
次の日も散歩をしていると同じ場所でフウたんに出会う。
ご飯は誰かに貰っているのか…心配してしまうくらいの体格だったそうな。
そんな日が何日か続いたある日、カラスがフウたんを襲っている場面に遭遇。
先生は、いても立ってもいられず自宅に連れ帰りご家族に相談し迎え入れることになりました。
しかし、小さな体でカラスから受けた傷は心身ともに深く、弱った体で右目を摘出しなければならなかった。
それに伴い毎日の病院通いは幼きフウたんには苦痛だったに違いない。
それは、先生もご家族も同じだったに違いない。
フウたんの為、治療の為とはいえ嫌がるフウたんを無理やり病院へ連れて行かなければならなかったから。
治療は、半年くらい続いたらしい。
フウたんの力強い生命力で身体の調子も落ち着きフウたんも穏やかな日々を過ごしていた。

ある日、先生のご家族の介護が始まり何とかやりくりできていたのだが、難しいと思ったのが、ご家族が病気を発症してからフウたんの毛やトイレに敏感に反応するようになられたそう。
今まで、そんなこと言ったこともなかった家族がフウたんを気嫌うようになり、そんな毎日に対応し目の当たりする先生は気力・体力を奪われていき悩んでいた時に話した相手が私だった。

ご縁。
それから数日後にフウたんがやってきた。
先生は、フウたんに「いい子にするんだよ。」と何度も何度も、大切な1人息子の頭をなでながら話しかけ写真を撮られてました。
そして「今日からお世話になります。もしフウたんが事故にあったり脱走したりしても責めません。それが、フウたんの寿命だと思いますので」と、話されました。
「やむを得ない事情は人間の話、フウたんからしたら人間側の勝手な話ですよ」今も、その時の情景を思い出すと鼻の奥がツンとなる。
それから何回かフウたんに会いに来ていただいたが、手放した胸の痛みが強く、会いに行くのに辛い気持ちになると話され....。

我家に来た当初は当然のことながら、人間も猫も接触拒否!話しかけるなんて無理でした。「フ~ッゥ、シャーッ」はなかった。
ご飯は、食べてくれましたし、トイレの失敗はなかったです。私も今までの経験からまずは、フウたんの胃袋(チュールありがとう!)を掴み、距離を近づけていった。
そこからは時間を見つけては視界に入り認識してもらうようにした。
もともとの性格はよかったのでここが安心できる場所だと思ってくれてからは、みんな(猫)と寝床を共にできるようになりました。

先生、フウたんは元気です!また、会いに来てね。

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